今ごろ書いているが、火曜日のことだ。
午後12時、俺は電車に乗った。
旅にでるんだ。
DQ3でいう勇者1人旅だ。
なんでかっつーと、人事の人が、さんざん旅に出ろ出ろいうから仕方なくいった。
俺も、鬱の思い出作りにと(ワロス)適当に場所を選択する。
旅に出るといっても、正直行きたいところなんてどこにも無いわけで
条件として、近いところ、新幹線とか飛行機を使わないところに仕様と決めた。
んでグーグルマップを眺めていたら、山梨県が映った
(゚∀゚)そうだっ!南アルプス市に行こう!!!!!
同期がこのふざけた、ダサかっこ悪いネーミングセンスでつけている市が実家で皆でさんざんいじった場所に
コッソーリ以降と決めた。
市のHPとかグーグルMAPをみつつ、これといったうまみがねえなあと思いながら俺は気づいた。
Σ("Д" )電車とおってNEEEEEEEEEEEEEEEEE
俺の旅は終了した。
というわけにはいかないので、楽天トラベルで、宿の紹介+レビュー(とまり客の声)があって
そこで、清里のほうの宿で1人でとまれて安いところがあったので、とりあえずそこに一週間前に予約をして、
清里に行ってみる事にした。
っつーわけで、最初に戻り俺は清里方面に向かう。
1日目は、宿に行くのが目的だ。
山梨へは、新宿から中央線でむかう。
楽だ。
沼袋→馬場→新宿(中央線)→高尾(別の中央線に乗り換える)→小淵沢(もう山梨かな)
山梨県民の同期が、やけに八王子とか云々行っていたのがようやく分かった。
やなましからこっちくるのは中央線がメインなのね
ここらへんは絶対通るというわけかっ(京王線もあるとかないとか?)
新宿から延々と乗っていると、だんだんと町並みが変わってくる。
件の八王子も「ふぅ~ん」って感じだ。
俺はすっかり都民を気取っている。正直ウザイ
高尾までくると「正直アレっすねwwwww」ってかんじだ。
んで、なんか新宿からの中央線が高尾でいったん止まるので、中央本線?に乗り換える
ここからが、本当の地獄だ。
もう、そこからが、一気に山梨へのデスロードでぶっちゃけると田舎にガンガン入っていく。
田んぼとか、畠の田舎はなれてるんですけどね、山梨って山なんすよ
甲府とか、山梨市とかのたぶん都市の駅は栄えているようだったけども、他の駅は
駅前でも「・・・・」っぽかった。
んで高尾→小淵沢間は乗り換えなしの2時間半くらいだった (((;゚Д゚)))
その間PSPには大変お世話になりました。
さて、小淵沢につくと、電車を降りて乗り換える。
目的地への最後の電車だ。
JRの小海線というらしい。
ホームの階段を上ってその電車が止まっているホームに行く。
すぐに出発のようで急いで乗る。
(;´ω`)2両編成きたぜ
とりあえず乗ると
Σ("Д" )乗車券でてくる機械が搭載されてる
車両の前部に、料金表示板があるんすけど!!!!
『バスかっ』
「落ち着け俺(埼玉育ち)素数を数えて考えるんだ、素数は俺に勇気を与えてくれる」
「俺の手元には、一枚の切符、こいつは、新宿から高尾までの切符だ(ゴールまでの料金が分からないから目的地で清算しようとしてた)」
「だがここはどうだ、この電車のみでの清算だぜ」
とかビクビクしているうちに、「甲斐小泉」
Σ("Д" )うお着いちまった。
放送によると、前の車両しか開かないようでそちらに移動する。
高校生の男の子が降りるっぽいので、見ていた。
定期かっ
さて3秒くらい悩んだが、通常の電車と違って、運転席もバスっぽくなっていて個室ではないので普通にしゃべれるので、とりあえず運転手に声をかけた。
・料金の支払い方
・ここまでに至る経緯
・乗車金額
・年金への不信
・よっちゃんの事
すべてをさらけ出した。
たぶん、俺みたいな奴は多いみたいで
運転手もなれた手つきで、料金表をとりだし計算
3000円くらいだったが、小銭が無いので5000円で払った。
おつりやらで手間取ったので、電車を遅延させた。
「でもいいよね、どローカルだし」
とりあえず、サーセン
甲斐小泉に降りると、まあいうまでも無く無人駅であたりには何も無い。
駅の路線図をみていると・・・・
Σ("Д" )目的地
「甲斐大泉」だった
一つ手前の小泉に行ってしまった俺。
都心では、5分とかまって次の電車を待てばイイが
どうみても、単線です本当にありがとうございました。
次の電車まで1時間半なので、0.005秒悩んだ末に、次の駅まで歩く事にした。
ここにつくまでに4時間かかっているので、宿に18時チェックイン予定なのだが、まだ16時なのである。
「次の駅だし余裕余裕だぜ!!」
そう、この判断が後に後悔を生むことを俺は・・・うっすら感じていた
小泉駅をでると、商店の一つもねえ。
んでそれっぽい道路があったので、とりあえずそれに沿って大泉を目指す。
すぐ看板があって、この道路はなんちゃらラインというらしく、清里方面への整備された道路っぽい。
んでそこの看板にも大泉→ みたくかいてあったので、正直大泉駅につくのかは、不確かだったが、
目指してみた。
ぶっちゃけこのあたりは、山梨の中でもド田舎なんだと思う。
まじで、道路+ロッジ+アトリエしかねえ。
山なんだ。
なんかゲイジツカが多いのかしらないが、妙に画廊やらアトリエがおおい。
10分くらい歩くと、まだ駅前はそれっぽかったのだが
完璧に山間の道路になっていた。
左側は完全に山、森なんすけど・・・
たまに車が通り過ぎるだけで、人なんていねえ、むしろ歩いてる奴なんていねえ、むしろ歩くところじゃねえ
ぶっちゃけ地元民からすれば「あいつなにしてんだ?」状態に違いない。
基本は山道なのだが、たまにロッジやらなにやらのゾーンがある
でかい看板があってみると
「保坂紀夫 竹の造形館」
Σ("Д" ) ノリさんこんなところで、副業してたんすね!!!Wwwwwww
同期の隠された秘密を発見し、爆笑した。
30分くらい経過して
「ま、まだつかねえのか・・・」
やべえな、この道路そもそも大泉駅にはいかないってことでFAかな・・・
戻ろうと思っていたら、ちょっとだけ開けた場所にでて
たぶんパン屋かなんかだったんだが、外でタバコすってるおっちゃんがいたので
「すんません、大泉の駅ってこれで着きますかね?」
「あぁこの道路行けばつくよまちがいないっ」
「いやぁ、大泉いくつもりが、間違えて小泉でおりちゃいましたハッハアh」
「こっからだと、あと半分くらいだな、ここまで30分くらいだろ、がんばれ」
「そうっすか、それがわかっただけでもありがたいっす、ありがとうござました」
「おぉう、そこの水飲んでけよ!!」
山の湧き水を飲めるように獅子脅しみたいのからながれでて、神コップまで設置されていた。
それを飲むと
「うぎゃあああああああああああああああ」
「超神水、猛毒に打ち勝つことで、己の中に隠れ持っているパワーをすべて引き出すことのできる、素晴らしい水だっっ!!!!」
冗談はさておき、まさに天然の南アルプス天然水だ
味は、まあ普通かな
そこからもまたデスロードだった。
歩けど歩けど、山、森、不法投棄だった。
こんな感じ。
狙ってなかったが、電柱はノリオの宣伝w
こんな山奥で物件情報って誰がみるんだ・・・・
「しかし俺・・・なにしてんだ?」
療養で来ているのに、結局高地トレーニングじゃねええかっ
かなり汗だくになりながら山道を闊歩していた。
30分経過。
まだ駅にはつかない・・・。
おっちゃんにだまされたのか?
どっかで道変えて、山の中にはいるのだろうか?
もう崖からダイブして、ちょこちょこある、心霊スポットっぽいトンネルに入ろうとしていたそのとき
俺に一筋の光明が
キタこれ!!
ようやく大泉の駅に着いた。
小泉から1時間ちょいでついた・・・。
マジで地獄をみた。

大泉の駅もいうまでもなく閑散としていて、コンビニなどなく、怪しげな商店が1つあり、
ヘルスセンターみたいな温泉があった。
とりあえずここからは、持参した地図をみて宿へと急ぐ
プリンターが無いので、電子データをPSPに保存してそれを参照した。
正直都会みたいに、目印なんてないで適当にいくしかない。
歩いていると看板に宿の名前が書いてあって → で方向を示していた。
ビビリながら、その方向に進み
右、左、右、右、右とグルリ変な方向に進まされる
(;´ω`)地図全然あてになってねえんすけど。
看板が無ければマジで無理。
民家がちょこちょこあるのだが、犬飼っているのがおおい。
すると、一匹野放しの成犬がいた。
実家にも犬がいるので別になんでもないのだが、そいつは、全力俺に吠えて道を阻む。
それだけならよかったのだが、その野郎ダッシュで俺に近づいてきて、歯剥き出しでけん制
マジでブルっちまった。
俺も巻けじとダッシュで逃げた。
生まれて初めてのび太の気持ちが理解できた。
俺は成長した。
宿に着く。
ペンションらしいのだが、どうみても外観は教会。
インターホンを鳴らし中に入ると、普通の家だった。逆にびびった。
中から、40代くらいの女性がきた。
なかなか美人というより可愛い系の奥さんだった。
たぶん俺にびびって、声がうわずっていたのか元からなのか知らんが、宿のシステム説明と部屋に案内された。
部屋はビジネスホテルみたいな感じ。
でかいベッド2つに、テレビが設置されている。
冷房はないが、暖房はあった。
東京では、32℃とからしいが、こっちは余裕の19℃だった。
ここなんて東北?
ここでの風呂は普通の家の風呂らしい。
奥さんによると、駅前にあった温泉に行けば料金割引らしいので、俺は早速そこに向かった。
つづく、けど正直この先特にネタはない・・・
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